要点まとめ(TL;DR)
AI議事録ツールは「録音アップロード型」「会議Bot型」「ネイティブ機能型」の3種類。日本語精度最優先ならWhisperベースの録音アップロード型が現時点で最高水準。会議に自動参加させたい場合はBot型。無料から試したいならVexaScribe(30分無料)かNotta(月5回無料)が現実的な選択肢。
選定基準:4軸の評価基準
日本語精度(Whisper Large-v3ベースか否か)
Whisper Large-v3を使用したサービスは、明瞭な音声でWER5〜7%台(精度93〜95%)を達成しています。エンジンの世代と日本語チューニングの有無を評価基準の最上位に置いています。
ワークフロー対応型(アップロード/Bot/ネイティブ)
「録音ファイルを後からアップロードする」「会議URLを登録してBotを送り込む」「Zoom/Meetの有料機能として付帯する」——3つの型で使い勝手とプラットフォーム依存度が大きく変わります。
料金と無料枠
月額料金・従量課金の透明性・無料枠の実用性を比較。無料枠は「試せるか否か」の判断基準であり、有料プランの価格は継続利用コストとして評価します。
日本の個人情報保護法(APPI)対応
サーバー所在地、越境データ移転の説明明快性、音声データの学習利用可否を確認。国内サーバー保管が法的要件となる業種・業務では特に重要です。
ワークフロー別に選ぶ
ツールを選ぶ前に、自分の議事録ワークフローがどの型に合うかを確認しましょう。型が違えば、どんなに高評価なツールでも使いにくくなります。
① 録音ファイルアップロード型
会議後にMP4・M4A・MP3などの録音ファイルを外部AIサービスにアップロードして文字起こしする方式。Zoom・Teams・Google MeetなどプラットフォームのURLに依存しないため、ICレコーダー・スマホ録音・オフライン会議でも使えます。日本語精度が現時点で最も高く、Whisper Large-v3ベースのサービスが選びやすいのもこの型の特徴です。VexaScribeはこの型に分類されます。
② 会議Bot型
ZoomやTeams、Google MeetのURLを事前登録しておくと、AIボットが会議に自動参加して録音・文字起こしを行う方式。録音し忘れがゼロになる反面、会議参加者に「ボットが参加している」旨の通知が必要です(個人情報保護法上の事前告知義務)。Notta・Fireflies・Otolioがこの型に分類されます。
③ ネイティブ機能型
ZoomのAI Companion、Google GeminiのMeet連携、Microsoft Copilot for Teamsなど、プラットフォームに標準搭載されたAI機能を使う方式。追加コストが不要(または既存プランに含まれる)なメリットがありますが、日本語精度に課題があるケースが多く、有料プラン(Business以上)でのみ利用可能なことがほとんどです。
| 型 | 対応プラットフォーム | 日本語精度 | 設定の手間 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|
| 録音アップロード型 | プラットフォーム不問 | ◎ 最高水準 | 低 | 対面会議・録音済みファイルがある場合 |
| 会議Bot型 | Zoom / Teams / Meet | ◯ 高水準 | 中 | オンライン会議を毎回漏れなく記録したい |
| ネイティブ機能型 | 専用プラットフォームのみ | △ 改善中 | 低 | 追加コストを抑えたい、プラットフォーム固定 |
AI議事録ツール おすすめ7選
| ツール名 | 型 | 日本語精度 | 無料枠 | 月額料金 | APPI対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. Notta | Bot型・アップロード両対応 | ◎ 高精度 | 月5回無料(最大40分/回) | $13.99~/月 | ◯(要説明) |
| 2. Rimo Voice | Bot型・アップロード両対応(日本製) | ◎ 業界最高水準 | トライアルあり(要問い合わせ) | ¥6,600~/月 | ◎ ネイティブ対応 |
| 3. VexaScribe(当サイト) | 録音アップロード型 | ◎ Whisper Large-v3 | 30分無料(CC不要) | $8~/月 | ◯ EU GDPR準拠・学習利用なし |
| 4. Otolio | Bot型(日本製) | ◎ 高精度 | 要問い合わせ | ¥3,300~/月 | ◎ ネイティブ対応 |
| 5. Fireflies.ai | Bot型 | ◯ 英語最強・日本語は2位相当 | 800分の保存容量(無料プラン) | $10~/月 | △ 米国サーバー・要確認 |
| 6. Zoom AI Companion | ネイティブ機能型 | △ 改善中 | なし(Zoom Business以上が必要) | Zoom有料プランに含まれる | ◯ Zoomインフラ準拠 |
| 7. Google Gemini for Meet | ネイティブ機能型 | △ 改善中 | なし(Workspace Business Standard以上が必要) | Workspace Business Standard以上に含まれる | ◯ Google Workspaceインフラ準拠 |
Notta
Bot型・アップロード両対応Bot型とアップロード型を両方サポートする多機能型議事録ツール。日本語精度が高く、モバイルアプリの完成度が業界トップクラス。58言語対応で多言語会議にも対応します。
◎ 強み
- ■ Bot型とアップロード型を1サービスで使い分けられる
- ■ 月5回の無料枠で実際の会議を試せる(最大40分/回)
- ■ モバイルアプリが特に優秀でスマホ録音にも対応
△ 弱み(正直に)
- ■ 国内サーバー保管は法人プランのみ(米国・シンガポール)
- ■ 有料プランは$13.99/月〜とやや高め
こんな方に最適: 複数プラットフォームを使うチーム、モバイル中心のユーザー、無料枠で先に試したい方
Rimo Voice
Bot型・アップロード両対応(日本製)日本発、日本語特化の議事録AIツール。国内サーバー保管でAPPIに完全対応。Zoom連携(法人プラン)と録音アップロードの両方に対応し、話者分離の精度が業界トップクラスです。
◎ 強み
- ■ 日本語精度が業界最高水準、話者分離も優秀
- ■ 国内サーバー保管でAPPI対応が最も明快
- ■ 議事録作成に特化したUIで学習コストが低い
△ 弱み(正直に)
- ■ 個人利用にはやや割高(¥6,600~/月)
- ■ 英語混在会議の精度は多言語対応サービスに劣る
こんな方に最適: 日本語会議の議事録を毎週作る企業・チーム、国内サーバー保管が必須の組織
VexaScribe
録音アップロード型当サイト運営Whisper Large-v3ベースの録音アップロード型AI文字起こしサービス(本サイト運営)。99言語対応でZoom/Teams/Meetのいずれの録画ファイルにも対応。EU GDPRに準拠し、音声データをAI学習に使用しません。リアルタイム文字起こしには非対応である点が正直な限界です。
◎ 強み
- ■ Whisper Large-v3ベースでプラットフォーム不問の高精度
- ■ EU GDPR準拠・音声データを学習に使用しない
- ■ 30分の無料枠でクレジットカード登録不要
△ 弱み(正直に)
- ■ リアルタイム文字起こし機能はない(会議後ファイルアップロード型)
- ■ 国内サーバー保管には非対応(AWS eu-west-2、ロンドン)
こんな方に最適: コスト重視のフリーランス・中小企業、複数プラットフォームの録画ファイルを扱う方
Otolio
Bot型(日本製)旧名「スマート書記」。日本製のBot型議事録AIで、議事録テンプレートのカスタマイズ性が豊富。Zoom/Teams/Meetの直接連携、SSO・IPアドレス制限などエンタープライズ機能も充実しています。
◎ 強み
- ■ 議事録テンプレートのカスタマイズ性が高い
- ■ 国内サーバー・APPI対応が明快
- ■ Zoom/Teams/Meetの直接連携でセットアップが簡単
△ 弱み(正直に)
- ■ 個人プランなし、法人向け価格設定
- ■ 小規模チームには機能過多になる可能性がある
こんな方に最適: Zoom/Teams中心で議事録フォーマットを統一したい法人チーム
Fireflies.ai
Bot型英語会議で最高水準の精度を誇るBot型ツール。CRM連携(Salesforce・HubSpot等)が豊富で営業組織に人気があります。日本語精度は業界2位相当ですが、UIが英語主体のため日本語ネイティブには一部使いにくい場面があります。
◎ 強み
- ■ 英語会議では最高水準の精度と機能
- ■ CRM・Slack・Notion等の連携が業界最多クラス
- ■ AI検索機能で過去会議を横断検索できる
△ 弱み(正直に)
- ■ 米国サーバーのためAPPI越境データ移転の説明義務がある
- ■ 日本語UIは限定的(英語主体)
こんな方に最適: 英語・日英混在会議が多い組織、営業組織でCRM連携が必須のチーム
Zoom AI Companion
ネイティブ機能型ZoomのBusinessプラン以上に付帯するネイティブ議事録機能。追加コストなしで使えるメリットがありますが、Zoom会議専用でありリアルタイム文字起こしの日本語精度には課題が残ります。
◎ 強み
- ■ Zoom有料プランユーザーは追加費用なし
- ■ Zoom内で完結し、IT管理が容易
△ 弱み(正直に)
- ■ Zoom会議のみ対応(Meet/Teams/対面会議は不可)
- ■ 日本語精度は専用サービスに劣る場面が多い
こんな方に最適: Zoom Businessプラン契約済みで追加ツール導入を避けたい組織
Google Gemini for Meet
ネイティブ機能型Google WorkspaceのBusiness Standard以上に付帯するMeet議事録AI。Google Docsとのシームレスな連携が強みですが、日本語精度はまだ改善途中であり、専用議事録サービスには及びません。
◎ 強み
- ■ Google Docs/Driveとの連携が自動で行われる
- ■ Workspace契約済みなら追加費用なし
△ 弱み(正直に)
- ■ Business Standard以上(¥2,040/ユーザー/月〜)が必要
- ■ Google Meet専用、他プラットフォーム非対応
こんな方に最適: Google Workspace Business Standard以上を既に使っているチーム
プラットフォーム別おすすめ
Zoom議事録AI
Zoom録画(MP4/M4A)をアップロードして議事録を作成する場合はVexaScribeやNotta、会議中にリアルタイムで文字起こしするならBot型のNottaやOtolioが向いています。ZoomのAI Companion(ネイティブ機能型)はBusinessプラン以上が必要です。
Zoom文字起こし完全ガイドを読む →Google Meet議事録AI
Google MeetはZoom AIのようなネイティブ文字起こし機能がWorkspace Business Standard以上で提供されていますが、日本語精度はまだ改善途中です。録画ファイル(MP4)をVexaScribeやNottaにアップロードするか、Fireflies.aiなどBot型を利用するのが現実的です。
Google Meet文字起こしガイドを読む →Teams議事録AI
Microsoft TeamsはCopilot for Teams(Microsoft 365 Copilot契約が必要)でネイティブ議事録機能を提供しています。ただし$30/ユーザー/月と高額なため、録音ファイル(MP4)をVexaScribeにアップロードする外部ツール連携が費用対効果の高い選択肢です。Fireflies.aiやNottaのBot型もTeams連携に対応しています。
よくある質問
AI議事録ツールの精度はどのくらいですか?
2026年時点でWhisper Large-v3ベースのサービスは日本語の明瞭な音声でWER5〜7%台(精度93〜95%)を達成しています。ただし早口・複数同時発話・専門用語が多い場合は精度が下がります。重要な会議は必ず人間によるレビューを推奨します。
無料で議事録を自動作成できますか?
VexaScribeは登録後30分の無料枠(クレジットカード不要)、Nottaは月5回まで無料(1回あたり最大40分)で利用可能です。短い定例会議なら無料枠内で十分試せます。
Zoom・Teams・Google Meet、どのツールが一番対応していますか?
全プラットフォームに対応するには「録音アップロード型」が最も汎用的です。各プラットフォームの録画ファイル(MP4/M4A)をVexaScribeやNottaにアップロードするだけで処理できます。Bot型はプラットフォームごとに連携設定が必要です。
個人情報保護法(APPI)への対応は?
日本製ツール(Rimo Voice、Otolio)はAPPI準拠を明示しています。VexaScribeはEU GDPRに準拠し、音声データを学習に使用しません。Fireflies.aiなど海外製ツールはAPPI対応状況を個別に確認してください。
リアルタイムで議事録を作成できますか?
Notta・Rimo Voice・OtolioはZoom/Teams/Meet参加中にリアルタイムで文字起こしするBot機能があります。VexaScribeは会議後のファイルアップロード型のため、リアルタイム機能はありません。
議事録AIと文字起こしAIの違いは何ですか?
文字起こしAIは音声をテキストに変換するのみです。議事録AIはそこからさらに「決定事項・アクションアイテム・担当者」などを抽出・整形する機能を持ちます。VexaScribeは文字起こし特化で、要約はChatGPTなど別ツールとの組み合わせを推奨します。
検証日:2026年8月8日 · 料金・機能は各社公式サイトで最終確認
利益相反:本記事はVexaScribe編集部が作成。当社サービスは3位に配置しています
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